雑学

カロリーメイトは置き換え食になる?ダイエット適性を栄養成分から検証!

カロリーメイトはダイエットの置き換え食として使える? アイキャッチ

ひと昔前からバランス栄養食として親しまれてきた「カロリーメイト」。

ブロック・ゼリー・缶飲料と食べやすい形状でありながらとても美味しく、これで健康に良いなら毎日でも食べたいところなのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

今回は、カロリーメイトがダイエットにも適した置き換え食といえるのか?公式ホームページや栄養成分表を確認しながら検証していきたいと思います。

まずは公式ホームページを確認

自分であれこれ邪推するよりも、まずは先に公式ホームページで製作者はなんと言ってるのか確認しておきましょう。

カロリーメイトは大塚製薬で1983年から販売されているバランス栄養食です。

1983年といえば東京ディズニーランドが開園した年。

そんなに前から栄養の「バランス」が考えられているカロリーメイトは、まさに時代の先駆けとなった商品と言えますね。

テーマは「病人の健康回復」と「健康人の健康維持・増進」

大塚製薬のホームページにある誕生秘話によると、開発のきっかけは「点滴風景」だったそうです。

病気が治っても食事がうまく摂れず、点滴を受けるために入院が続いているという患者さんを見て、点滴の代わりになる栄養食があれば自宅療養ができるのではないかと思ったのだとか。

そのため、カロリーメイトの対象は「普通の食事を摂りにくい病気の人」や「健康を維持したい人」であり、「ダイエットしたい人」を特別対象にはしていません。

公式ホームページにあるおすすめのタイミングを見ても「勉強のお供」や「冬場の体調管理」「妊婦さんの栄養補給」はありましたが、「ダイエット」はありませんでした。

過度な肥満は健康を害するので、大きく見ればダイエットも入るかもしれませんが、ちょっと見た目を引き締めたい程度であればカロリーメイトである必要はなさそうですね。

1ブロック100kcal & 5大栄養素を手軽に摂れる

カロリーメイトは身体に必要な5大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)を手軽に摂れるバランス栄養食です。

ビタミンは11種類(ゼリーは10種類)、ミネラルは6種類(ゼリーは4種類)含んでおり、特にビタミンは1日に必要な量の半分を摂ることができます。

※1日に必要な量は「栄養素等表示基準値」をもとにしています。

一方、カロリーはブロックタイプなら1本あたり100kcal、ゼリーや缶タイプなら1本200kcalとなっているので、計算しやすいのが良いですね。

 

ただし、ここでブロックタイプのチーズ味のPFCバランスを計算してみると、

  • P:たんぱく質 8.4%
  • F:脂質 50%
  • C:糖質 40.7%

となり、厚生労働省が「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で推奨しているPFCバランスよりも脂質が20~30%も高めとなっています。

反対にたんぱく質は目標が13~20%に対して8.4%なので、ちょっと足りていません。

脂質は普段の食事でも摂りすぎになりやすく、ダイエットでは主にたんぱく質を摂りたいところなので、これはいただけませんね。

PFCバランスで見れば、ブロックタイプよりもゼリーや缶飲料の方が目標量に近いのでダイエットにおすすめです。

【缶飲料タイプ カフェオレ味のPFCバランス】

  • P:たんぱく質 20%
  • F:脂質 19.8%
  • C:糖質 57.2%

カロリーメイトだけでの栄養摂取はおすすめしていない

公式ホームページの「よくある質問」にこのような質問がありました。

Q.カロリーメイトだけで1日の栄養を摂れますか?

A.カロリーメイトだけを食べて、1日の栄養を摂取することはお勧めしません。日常の食生活においては、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ることが基本です。カロリーメイトは、五大栄養素を含む栄養調整食品ですが、あくまでもお食事の補助としてご利用いただくことをお勧めします。

引用:大塚製薬ホームページ

色々な栄養素が入っているカロリーメイトでも、あくまで栄養調整食品

基本はバランスの良い食事を規則正しく摂ることだと公言されていますね。

ゼリーや缶飲料のタイプであれば、1個200kcalでPFCバランスも良く、ビタミンやミネラルが摂れるので、1食置き換えるくらいであれば良さそうです。

ただし、やっぱり基本的には食事の補助として、手軽に栄養を補給できるものとして考えましょう。

3食全てカロリーメイトにした時の栄養バランス

公式はおすすめしていませんが、せっかくなので仮に1日の食事を全部カロリーメイトに置き換えた時の栄養バランスを見てみたいと思います。

【1日のメニュー】

  • 朝食
    ・ゼリータイプ アップル味
  • 昼食
    ・ブロックタイプ チーズ味 4本入
  • 夕食
    ・ブロックタイプ チョコレート味 2本入
    ・リキッドタイプ フルーツミックス味

1日に必要な栄養素の量(100%)は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」にある、18~49歳女性の項目を参考にしています。

まずカロリーですが、100%を1800kcalとして、3食カロリーメイトにして摂れたカロリーは1000kcal

PFCバランスはお腹に貯まるブロックタイプを昼と夜に食べた結果、脂質が一番多くなってしまいました。

たんぱく質は合計30.9gでもう少し摂りたいところ。でもお菓子のような見た目でこれだけ摂れるのはすごい事かもしれません。

食物繊維は推奨量18gに対して摂れた量は7.5g。

ミネラルは食塩相当のナトリウムが少ないのは良いのですが、一番多いカルシウムでも100%に届きませんでした。

一方、1食で1日の半分摂れるというだけあって、含まれている11種類のビタミンは十分な量を摂れていますね。

 

というわけで、これを見ても分かるように、3食全てをカロリーメイトにしてしまうと、せっかくの栄養バランスがうまく活かせません。

なにより腹持ちが悪すぎて、日中全然力が入らないでしょう。

やっぱり公式が言っているように、食事の補助として利用するのが一番です。

まとめ

昔から親しまれている栄養調整食品「カロリーメイト」がダイエットに使えるのかどうか検証してきました。

結論を言えば、「ブロックタイプは脂質が多いのでダイエットにはおすすめできない。ゼリーや缶で置き換える時も他の食品と合わせて摂るのが吉」という感じですね。

忙しい時や食欲が無い時の手軽な栄養補給として優秀なカロリーメイトですが、本来の使い方ではないダイエットで過信しすぎないようにしましょう。

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