大人の女性に近づいてきた女子高校生にとって、体重や体形は気になるポイント。
「みんなと同じような生活をしてるのに何故か太っちゃう!」
そんな悩みを抱えた方に向けて、女子高生がダイエットで気を付けなくちゃいけないポイントをいくつかご紹介します。
一般的な成人女性とは違ったポイントもあるので、しっかり押さえておきましょう。
女子高校生は意外と太りやすい?

ダイエットの基本は「消費カロリー>摂取カロリー」です。
基礎代謝や運動で消費されるカロリーが、食事で取り入れる摂取カロリーよりも大きくなれば痩せていき、逆なら太ります。

まだ十代の女子高校生は、三十代、四十代の成人女性に比べて基礎代謝が高いため1日の消費カロリーも大きく、太りにくいと思うことでしょう。
それも間違いではありませんが、1日の生活をよーく振り返ってみてください。
運動部に入っていない場合、運動らしい運動は登下校と週に1,2回ある体育の授業程度。
それ以外は1日の大半を座って過ごしており、意外と運動量は多くありません。
さらに、高校生といえばお小遣いが増えて、自分で使えるお金が増えてくるころ。
放課後に甘いものを買い食いすれば、当然摂取カロリーが増えてしまいます。
そのため、高校生の基礎代謝がいくら高くても、生活習慣によっては意外と太りやすいのです。
女子高校生のダイエットのポイント
それではここから、女子高校生に適したダイエットのポイントを見ていきましょう。
「栄養バランスの良い食事と適度な運動」という大前提は変わりませんが、特に高校生の生活習慣に合わせたポイントが4つあります。
- 食べないは厳禁
- 家族の協力が不可欠
- 姿勢よく座る
- 睡眠時間をしっかり取る
食べないは厳禁

高校生のダイエットでは、食事を抜かさず必ず3食食べるようにしましょう。
ダイエットと聞くと手っ取り早くカロリーを減らすために食事を抜いてしまいがちですが、絶対に食事を抜いてはいけません。
まだ成長途中の体で食事を抜くダイエットをしてしまうと、必要な栄養素を十分に摂ることができず、きれいな女性らしい体に成長できなくなってしまうのです。
特に女子高校生はホルモンバランスが不安定な時期なので、食事を抜いて栄養が偏ってしまうと、生理不順やストレスの原因になってしまいます。
体作りに必要なたんぱく質や、体の調子を整えるビタミン・ミネラルを朝昼晩の3食でしっかり摂るようにしましょう。
家族の協力が不可欠

高校生の場合、朝ごはん、昼のお弁当、夜ご飯と、料理を作ってくれるのは親御さんであることが多いでしょう。
そのため、ダイエットをしたい時は家族の協力が不可欠です。
ダイエットをする時は自分だけで頑張るのではなく、家族に「私はダイエットをしています」としっかり伝えて協力してもらいましょう。
もし買い食いもしていないのに太るというのなら、それは単純に家の料理の量が世間一般の料理より多いのです。
まずは定食屋の料理と家の料理を比べてみて、普段の食事の量を減らしてもらうと良いですね。
この他にも、
- サラダを先に出してもらう
- 一緒に買い物に行って食材を選ぶ
- 一緒に栄養バランスの良い料理を調べる
などをすれば、一緒に楽しくダイエットに打ち込めますよ。
姿勢よく座る

1日の大半を座って過ごす高校生にとって、座りながらできるトレーニングはおすすめです。
そのトレーニングとは「姿勢よく座る」ただこれだけ。
ひざをそろえ、背筋を伸ばして座ってみましょう。
下っ腹あたりに力が入っていませんか?
こうして体幹の筋肉が鍛えられると、だんだんと良い姿勢を保つのが楽になり、結果的に体の歪みを防ぐこともできます。
体の歪みが無くなれば変な力が入ることも無くなるので、疲れにくくなる上に体のバランスも良くなり、シュッとした見た目になりやすいですよ。
他には、階段の上り下りや掃除の時間の雑巾がけなどで、なるべく足を動かすようにしましょう。
体の中で最もエネルギーを消費している部位は足の筋肉なので、足を動かしてあげればそれだけ消費カロリーも大きくなります。
授業の合間の5分休憩でも、椅子に座りっぱなしではなくなるべく席を立って足を動かしてあげると良いですよ。
睡眠時間をしっかり取る

ダイエットといえば「食事管理」と「運動」が基本ですが、最近の研究によるとここに「睡眠」も入ることが分かってきました。
睡眠不足になると、空腹感を増す「グレリン」というホルモンが増え、さらに自制心を抑える力が減ってしまうので、おやつをたくさん食べたくなってしまうのです。

また、睡眠は体の成長にも密接に関わっています。
というのも、体の成長を促す成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるのです。
成長ホルモンには骨や筋肉を成長させるだけでなく、糖などの代謝を促す効果も持っているので、ダイエットの助けにもなりますよ。
夜遅くまで電話をしたり、スマホを眺めていたりして夜更かしすると、体の成長を阻害する上に太りやすい体になってしまいます。
朝起きる時間に合わせて、7~8時間は睡眠時間を取るようにしましょう。
まとめ
女子高校生の生活に合わせたダイエットのポイントを4つご紹介しました。
- 食べないは厳禁
- 家族の協力が不可欠
- 姿勢よく座る
- 睡眠時間をしっかり取る
大人に近づいているとはいえ、まだまだ成長途中の体であることを自覚して、食事を抜くなどの無理なダイエットをしないようにしましょう。
心配せずとも、基礎代謝が高い若い体なら、食事内容をちょっと見直すだけでも簡単にやせられるはずです。
家族とも相談しながら、食事の量を見直し、栄養バランスの良い食生活を送ってくださいね。