野菜、食べてますか?
1日に摂るべき野菜の量は、緑黄色野菜を中心に350gと言われています。
野菜を食べて栄養バランスを良くしよう!と言われていますが、毎日この量を食べるのは大変です。
栄養を摂りたいなら、別に全部サプリメントでも良いんじゃない?と思っちゃいますよね。
でも、野菜で栄養を摂ることには、ちゃんと良い点があるんです。
今回は、サプリメントではなく野菜で栄養を摂ることのメリットを解説していきます。
野菜で栄養を摂るメリット
野菜で栄養を摂るメリットには主に次の2つがあります。
- ビタミン以外の栄養素も摂れる
- よく噛む事で満腹感を得られる
ビタミン以外の栄養素も摂れる
野菜から摂れる栄養素はビタミンだけではありません。
まずは食物繊維。
食物繊維は人が持つ酵素では消化できないので、かさ増しとなって食べ過ぎの防止に役立ちます。
また、腸内を刺激して排便を促す効果もあるので、腸内環境の改善にも欠かせません。

次に、色素成分カロテノイドや、苦み成分フラボノイドなどといった、植物が持つ機能性成分です。
これらは抗酸化作用により、体内で増えた活性酸素が悪さをするのを防いでくれます。
増えすぎた活性酸素は疲れや老化の原因になってしまうので、野菜を食べるだけで減らせるのは立派なメリットと言えるでしょう。

この他にも、自然の植物には有用な成分が含まれていると考えられています。
そもそも、ビタミンCだってまだ発見されて100年ちょっと。
カロテノイドのような機能性成分は1500種類以上あると言われていますが、まだまだ研究が続いており、人の体に有用な成分がすべて明らかになったわけではありません。
サプリメントは人の手で合成されているので成分が全て分かっていますが、野菜には未知の機能性成分がまだまだ隠されているかもしれないのです。
よく噛む事で満腹感を得られる
サプリメントは水と一緒に飲むだけですが、野菜の場合は飲み込むまでによく噛まないといけません。
デメリットにも見えるこの点ですが、ダイエットの視点で見れば、野菜をよく噛む事はメリットになるんです。
まず、噛むという行為には、食欲を抑える効果があります。
野菜のような固い繊維質の食べ物をよく噛んでいると、食欲を司るホルモンが刺激されて、満腹感を得やすいのです。
また、あごを動かして噛むことで、顔の筋肉が衰えていくのを防ぐこともできます。
あご周りをスッキリさせたいなら、日頃からよく噛むことを心掛けましょう。
サプリメントは3ヶ月続けよう
ここまで野菜で栄養を摂るメリットを紹介してきました。
ただ、サプリメントは絶対悪いというわけではなく、もちろんサプリメントにもメリットがあります。
そのメリットとはもちろん、不足している栄養素を手軽に素早く補えるということ。
ダイエットだけでなく疲労や貧血など、自分が治したい部分に合わせて適切な栄養素を直接的に補給することができます。
とはいえ、サプリメントは飲んですぐ効果があるものではありません。
食べたもので体の細胞が入れ替わるのに約3ヶ月かかると言われているので、1つのサプリメントを飲み始めたら3ヶ月以上飲み続けてから判断すると良いですよ。
まとめ
サプリメントではなく野菜で栄養を摂ることのメリットを紹介してきました。
- ビタミン以外の栄養素も摂れる
- よく噛む事で満腹感を得られる
野菜は苦みや繊維の筋っぽさのせいで嫌いな人も多い食べ物ですが、その苦みや繊維質こそが健康に良い成分なんです。
サプリメントも便利ではあるのですが、正しい効果を得るためには栄養成分についてある程度の知識が必要です。
特にサプリメントだけで1日の栄養素を全て摂ろうとするのはNG。
サプリメントは目的に合わせて選び、あくまでも不足している栄養を補うものとして考えましょう。